さぽろぐ

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2007年02月25日

ベースだこ

久しぶりにベースを弾きこむことがあり、
気がついたらたこができてました。
情けなっ。

ベースだこ


というほどネタがないので、またまた図書紹介。
先日ブックオフでスティーブ・エリクソン作「アムニジアスコープ」
を発見、950円でゲットしました。しかも結構美品。
こんなこともあろうかと買い控えていたのでとてもラッキーでした。
(ファンならちゃんと新品買えと怒られそうですが(汗))

ベースだこ

エリクソンの小説の好きなところは話のとび方が変態的なところ。
まるで他人の夢を追体験するような感覚を味わえます。
(夢と言えるほど展開が支離滅裂だが不思議に物語的な整合性があるところ、そのバランスが魅力というところでしょうか。)

夢の中で夢の主体者は孤独で内省的で野蛮です。
本来的な欲望を追求するうちになんとはなしに真理を発見した瞬間のように
風景が展開し主体が変貌します。
そのめくるめくような感じが個人的にはたまらないエクスタシーで魅了されます。
代表作の「ルビコンビーチ」「黒い時計の旅」「Xのアーチ」などでそうした作風は顕著で、
特に「Xのアーチ」などはそれがうまくエンターティメントの域まで昇華されていて
非常に面白いです。お勧めです。

このアムニジアスコープはまだちょっとしか読んでませんが、
下のほうの変態性は相変わらずながら
話のほうは比較的普通かなというところ。
たまにノンフィクションも書く人なのでちょっと傾向の違う作品なのかもしれませんね。


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Posted by tigermountain at 09:56│Comments(0)
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