さぽろぐ

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2009年07月24日

行脚

この間の連休は天気悪かったですね。
何も予定入れてなくて正解。
連れの実家に2連泊してまたまたごちそうをいただきつつ
家の中でのんびり村上春樹の1Q84を熟読してきました。
ハードカバーは高いし嵩張るので読みたいものはいっぱいあるのですが最近はめっきり買わなくなり
1Q84も文庫になるまで待ってようと思ってたのですが運良く連れがブックオフで良品を見つけてくれてゲット。
久方ぶりに村上節を堪能しました。
村上春樹については僕は古い読者で
ダンスダンスダンスまでが馴染み深い派。
(ベストは世界の終わりですね)
その後以降はたぶん自家中毒気味だったのかまたバブルの崩壊等社会の変質にともなってか
試行錯誤が続いたようで(ファンとしての勝手な想像ですが)
古い読み手としてはどうしてしまったのだろうと思うこともあったし
最近はノーベル賞候補になったりと
ある意味宮崎駿的な展開になったりして長年のファンとしては嬉しい反面
なんだかなと思わないでもないこのごろ。
でもやはり読みだすとはまるというかなんとなくしっくり来るのは相性でしょうね。
矛盾するようですが、カフカもアフターダークもそうですが
昔に比べたら圧倒的に技巧も豊かになり人物描写にも幅が出てきてるのにも関わらず
主人公だけはそのセリフ回しがやっぱり往年の作者の分身の”僕”にそっくりだったりして
どうにかならないかなと思ったりもしましたが(偏見です)
今作ではかなり改善されているように感じました。
個人的にはなかなかの飛躍があった力作だと思うのですが世評はどうでしょうかね。
前置きが長くなりましたが今回もかなりな遅ネタ。
ジムも止めて運動不足が気になる今日この頃
ここ数週間週末は連れの提案で毎週長散歩してたのでその話を。

まず先々々週は近所を20分ほど歩いて本屋に行ってからその脚で地下鉄で円山公園へ。
円山公園から大通沿いを街中まで行脚しました。
ちょうどハーフマラソンの日で大通沿いの道は封鎖されて交差点には警官が立って交通整理してました。

行脚

整理の仕方がなんだか下手糞に見えたのは素人目だからでしょうか。
西11丁目を過ぎた頃からギャラリーが増え始め、
8丁目で先頭ランナーに遭遇しました。

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大通では花フェスタもやっていてホリディムードいっぱい。
駅前通りにたどり着いて
連れが大丸まで行ってポイントゲットしてきたいと言うので札駅へ。
札駅前にはビアガーデンが出ててしゃぶしゃぶ1980円の文字が。
安っ、ここにしようか?とも思いましたが
この日はその前週から懸案だったサッポロファクトリのビアガーデンに行くつもりだったのでスルー。
大丸付近をちょっと散策してからファクトリへ。
2時間近く歩きっぱなしだったのでファクトリのビアガーデンから立ち昇る肉のにおいに生唾。
でもちょっとファクトリ内を散策しようと中庭に出て見ると

行脚 行脚

何やらこちらでもビアガーデン。
道産子感謝Dayということで露店が出て道産食材の料理や物品の販売と
ビール等ドリンクが格安で提供されてました。

とりあえずスルーしようとしましたがふと見ると黒ビールがグラス一杯300円と目に入り
いっきにもってかれてしまいました。
連れが座る場所を探しに行ってる間に列に並んで買い求め
テーブルは全部塞がってたのでベンチに陣取りました。

行脚

黒ビールはぬるすぎてなんだかあんまり味がしなくておいしくなかった。
なのでもう一杯

行脚

左がレッドスターで右が開拓使ビール(未ろ過)です。
よーく冷えててどっちもおいしかった。(どちらも200円でした。)
開拓使ビールは確かファクトリとアリオの工場跡の施設でしか飲めないはずですね。
僕は開拓使ビールが大好きで久しぶりに飲めて感動しました。
ちょっとつまみを買ってしばし飲んでから
結局ファクトリ内は散策せずにビアケラーのビアガーデンに戻り食事。
飲み放題付き生ラムジンギスカン食べ放題は1人3750円ですが、
こちらでもビールは一杯200円(クラシック)でかなりお得だったので
飲み食べ放題ではなく単品で行きました。

行脚 行脚(これはお通し)
行脚(焼肉セットは1000円くらい。これで結構お腹いっぱいで追加なしでした)

曇ってましたが

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結構暑くビールがおいしかった。
クラシック200円は夕方5時までということでぎりぎりに最後の1杯を注文し、
結局5杯ずつくらい飲んで全部で3000円ほどで済みました。
予想外の安上がりで大満足。
それから中庭のほうに戻り2次会

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そんなに飲んだつもりはなかったですが結構酔ってたらしく
この辺から記憶があやしい。
連れはつまみを買出ししたりしてずいぶん高い鶏肉の燻製を買ったみたいですが
結局食べずに撤収し
次の日の朝起きてバッグを見たらその鶏肉が入っててびっくりしました。
これは空芯菜

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長沼産だそうです。
もともと日本にない種ですね。
僕らはタイのプーケットでこれの炒めものを食べて以来ファンで
後日連れがお土産で買ってきたナンプラーを使って真似してつくってくれました。
ちょっと微妙に違う味でしたがおいしかったですよ。

その次の週は何故か森林公園へ。
生活圏がばれてしまいますがここはすぐ近所。
幼少のころはよく家族でピクニックに行ったし、
小学校のころは何度も遠足に行ったし、
中学も言うに及ばず高校に至っても校外学習と称して開拓記念館の見学などに訪れてました。
そんなわけで今更観光でもないのですが、
連れは行ったことないので行ってみたいということで
例によって昼ぐらいから散歩に出かけました。
30分ほどで到着。

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記念塔に昇って
(エレベータが動いてないのはかなり前からですよね確か)

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かなり老朽化が進んでたようですがこれがその勇姿

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周りの芝生や草木も昔はもうちょっとこぎれいに整備されてたような気がしますが
予算が足りないのでしょうね。
それからふらふらっと瑞穂の池まで森林浴と思ったのですが
その前に開拓記念館に

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催事があって

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常設展混みで900円のチケット(常設展500円と催事500円のところを100円引き)
を買ってまず常設展に入場。
そうそうナウマン像の化石(復元)があったねと

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撮影可かどうか聞いて撮影。
1階は古代から縄文、蝦夷、江戸末期の函館戦争くらいまでの北海道史の資料を陳列しています。
ああそうそうこんな感じだったよなぁとなつかしがりながらも
昔から比べたら結構こぎれいに整備されているようであまり面影がない。
連れはかなりじっくり見てましたがは僕はまだローテンションでスルー。
一通り1階を見てから地下にも何かあるようでなんだっけなと思ったら
収蔵閲覧室

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ここは結構本格的な資料が揃っててなかなか楽しい。
考古学に興味ある人などには楽しめるのではないでしょうか。
そういえば高校だか中学だかに来たときはここで当時恋してた同級生の女の子に
話かけられそうで話かけられなくてそわそわしてた記憶があってなつかしかったです。(恥)
そんなことはどうでもいいですが随所にあった触ってみようマーク

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直接触れることができるというのはこの手の施設ではめずらしいのではないでしょうか?
(そんなことはないのかな?)
これはなんだかうれしかったですね。
ここで結構テンションアップして2階へ。

2階は明治以降近代の北海道史。
開拓の歴史や昭和の戦史等の資料が陳列されています。
昭和レトロなものなどもあってなかなか楽しかった

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昔はなかったような気がするのでまだ寄贈が続いてるのかな?

で常設展をひととおり見て気がついたらすっかり楽しんでましたが
次は特設の象の化石展へ。
ほうこっちにもマンモスの骨ねとぱしゃっと一枚撮ったら
撮影禁止ですと背後から鋭く言われ陳謝。
それもあってかこちらは象の骨があるだけで陳列室もせまいし
(昔は北海道にもパイソンがいたんだよとかあってへえと思いましたが)
たいしたことないなと連れともどもスルー。
常設展だけで良かったねと話してました。

結構時間をかけて見たので瑞穂の池は億劫になり帰ろうかと入り口に戻りかけたところで
開拓の村への案内板を見てそちらに。
10分ほど歩いて到着。
こちら結構新しい施設で確か僕が大学のころできたのではなかったかな?
僕は来たことなかったですがどうせ近所、たいしたことないだろうと高をくくってました。
が入場して一番このように

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りっぱな建物が。
(役所か何かの復元でした)
ここは最後に寄ってトイレを借りましたが何かの映画のロケに使われたそうです。
その他いっぱいあって敷地もかなり広そう。
入ってすぐのところにある食堂とお土産屋さんをチラッと見て
昼抜きで歩き回って午後3時頃だったのでさすがにお腹空いてましたが何も食べず
とりあえず見学開始。
まずは一番手近にあったこの建物

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スリッパがあって靴を脱いで建物の中も見学できます。

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続いて写真館

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2階に広いサンルームがあって撮影室になってました。

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それからメインストリート(?)のほうに行くと路面馬車が

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こちらは商人屋敷(?)

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結構な豪邸

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その隣はお菓子屋さん

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すごーくなつかしい感じがしたのは錯覚か?
こんな感じで昔の民家がいっぱいあったですが
総じてみんなかなり広い。
はっきり行ってほとんど豪邸でした。
連れはなんだかうらやましそうでした。

漁村の復元もあり

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こちらはガイドスタッフがいっぱい。
外国人の観光客もいて賑わってました。
この手の施設としてはかなり客が入ってるほうではないのでしょうか。
それからまた市街のほうに戻って
郵便局(ポストの背景ね)

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交番

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中学校

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有島武雄宅の復元などもあり
みんなお金持ちだったのねという感じでした。
この辺りで午後5時頃でもう閉村間近。
駆け足でこちらは旅館

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小樽新聞社

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造り酒屋

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医者

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最後に倉庫で

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全部制覇したと思ったら
なんとこのほかに農村もあったそうで結局全部まわりきりませんでした。
後で見たらモデル順路なども提示されてたのですが見落としてましたね。
ここは広いので1日ぐらいかけても楽しめるでしょう。
あまりの充実ぶりに近所であることを忘れて観光を堪能し
なんだかずいぶん遠くに来たような気になって施設を出てからしばし浦島気分でした。
ちなみに入村料は830円で、それとは別に1500円でこの施設も合わせて藻岩山ロープウェーや
羊が丘公園など市内観光地の数箇所を通算3回利用できる特別チケットも販売されてました。

帰りはそういえばこの辺にまぐろ一直線というファミレス居酒屋が最近できたよなと寄ってみたら
なんと既につぶれてました。
(よく割引クーポンの着いたチラシ広告が新聞に入ってたのですが)
しょうがないのでカテプリに寄って惣菜を買い込んで
家で宴会したのでした。


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Posted by tigermountain at 22:51│Comments(0)
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