さぽろぐ

旅行・温泉・観光  |札幌市中央区

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2011年08月14日

奥尻の暑い夏

先月末の話ですが、奥尻島に1泊旅行に行ってきました。
この旅行は連れのご両親主催の家族旅行で、
連れのお兄さん家族に連れと僕もご招待してくれて
大人6人子供2人の総勢8人の大所帯で行ってきました。
今回はそのときの小旅行記。

奥尻の暑い夏
(宿の食事で出たウニ鍋。最高でした)

フェリーの発着となる瀬棚までは自由集合。
奥尻行きのフェリーは14:05分発でしたが、
先着順で混んでると乗れなくなるそうだったので
最低でも一時間前に着くようにとのこと。
我々は一般道路を使って行くつもりだったので
渋滞を恐れて4時起きで6時半に発ちました。

この日は快晴で
久方ぶりにきれいな羊蹄山を拝むことができました。
(写真は良くないですが)

奥尻の暑い夏

雲に隠れてない羊蹄山を見たのは数年ぶりのような。
尻別岳もほら

奥尻の暑い夏

早出したおかげで渋滞にも合わず道中順調で
道の駅にも3、4箇所寄ってのんびり行ったのですが
瀬棚に着いたのは11時くらい。
さすがに早過ぎで
連れのご両親もお兄さん家族もまだ着いてなくて我々が一番乗りでした。

先にフェリーターミナルで

奥尻の暑い夏

フェリーのチケットを人数分購入したところで
さてどうやって時間をつぶそうかということで
目に着いた標識から立象山公園というところに行って昼寝してようということになりました。
(何せ朝早かったので眠たかった)

ちょっと内陸に入ったところから丘に向かって急勾配の道を登って着くと
そこはキャンプ場を兼ねた公園で頂上に展望台がありました。
しばし散策

奥尻の暑い夏

あじさいがきれいに咲いてました

奥尻の暑い夏

これが展望台

奥尻の暑い夏

そこからの風景

奥尻の暑い夏

奥尻の暑い夏

奥尻の暑い夏

奥尻の暑い夏

なかなか爽快。
眼下の瀬棚の街並み

奥尻の暑い夏

奥尻の暑い夏

東屋のベンチでしばしうとうとしたところで、
皆さん着いて海水浴場にいると連絡が入ったのでそこに合流。

奥尻の暑い夏

海水浴したわけではなくて、
ここの食堂でお兄さん家族がお昼ご飯を食べていたのでした。
それにしてもこの日は暑くて、
照りつける日差しが痛いほどだったので海水浴には打ってつけだったことでしょう。

フェリーの出発1時間前にはフェリーターミナルに行って有料駐車場に車を入れて
(車を載せると結構な料金になるので現地でレンタカーを借りることにしたのでした。
レンタカーもかなり割高だった。)
しばし待機。
ほどなくフェリーが到着して
(なかなかきれいな船でした。船内も清潔。)

奥尻の暑い夏

定刻通り出港。
朝も早かったし酔い止め薬を飲んだのもあって、
船が出るなり僕は爆睡。
ちなみに船室は2等(一人1700円)でカーペットのフロアに雑魚寝するタイプでしたが、
清潔だし枕もあるしカーペットもふかふかで実に快適でした。

僕が寝ている間、
連れはお兄さんの奥さんと子供たちと一緒にかもめに餌やり

奥尻の暑い夏

などをして遊んでたそう。
(下の子は興味なさそうですね)
餌はかっぱえびせんです。
かもめは実に器用に人の手からえびせんをくわえていくそうで
連れも夢中になってたそう。
その姿を写真に収めようとえびせん片手に必死にカメラをかまえていたら
そばにいたおじさんが手伝ってくれたそう

奥尻の暑い夏

島が見えてきたところでようやく目が覚めて僕も甲板にあがってみました

奥尻の暑い夏

奥尻の暑い夏

ずいぶんガスがかかってたような。
ほどなく到着。
乗船時間は1時間半くらいでした。
迎えてくれたのはうにまる君

奥尻の暑い夏

ご当地マスコットです。
着ぐるみの人もいて愛想を振りまいてました。
それにしてもすごーく暑かった。
北海道本土よりも暑かったような。
着ぐるみの人も大変だったことでしょう。

宿はフェリーターミナルから歩いて5分ほどの民宿辺見さん。
今回はうに、あわびなど地元のおいしい魚介をたらふく食べてこようというのがメインで
それならやはり民宿でしょうということで連れのお兄さんによるチョイスでした。

これが我々の部屋

奥尻の暑い夏

おせじにもきれいとは言い難いですが、
まあそこそこ清潔だし必要充分でしょう。
もうちょっと広い部屋もあって
お兄さん家族は人数が多いのでそちらに入りました。

これが2階の男性用浴室

奥尻の暑い夏

結構広い。
ちなみに女性用は1階にあってこれよりもせまかったそう。
どちらかというと観光客向けというよりは
工事関係者などの出張客向けの宿のようでした。
(実際その日の客はほとんど近所の電話線工事の作業員のようでした)

なにせ暑かったのでまず部屋で扇風機を全開にして
連れとお父さんと3人で持参のビール(また重かった)で乾杯しました。
飲んでる間にお母さんとお兄さん家族は付近の散策に出かけて行ったっけ。
我々も遅れてお出かけ。
港から見えた鍋釣岩遠景

奥尻の暑い夏

お母さん達は歩いて近くまで見に行ったそうですが、
我々は行かず。
フェリーターミナル

奥尻の暑い夏

の近くにお土産屋さんが数店あったのを着いたときに見かけたので
ひやかしに行ったらまだ4時半くらいでしたが既に閉まってました。
フェリー客が引けると閉めてしまうみたい。

宿に帰って一風呂浴びてから夕食。
こうです

奥尻の暑い夏

さすがの充実度。
冒頭のウニ鍋に
(このウニはほとんど連れが食べたような。僕にはキャベツしか取ってくれなかった。。。
ちなみに一緒に入っているつぶも実に良い味でした)

奥尻の暑い夏

生うにっ!
(代わりにこっちはたらふくいただきました。実に美味だった)

奥尻の暑い夏

ウニ鍋も生うにもこれで4人分です。
痛風になりそうですね。
さしみもぷりぷり

奥尻の暑い夏

かにに
(かろうじてミソは食べれましたが身までたどりつけませんでした。お腹が苦しくて)

奥尻の暑い夏

あわびっっ!

奥尻の暑い夏

一人まるまる1個当たりました(感涙)
実にこりこりしてうまかった。
左上にちらっと見えるのは焼きウニでこれまた絶品でした。
うろも

奥尻の暑い夏

実においしかった。
これは普通なかなか食べることができませんよね。
さらに踊り焼きっっっ!

奥尻の暑い夏

これまた大きなあわびが一人1個まるまるでした。
実にぜいたく。
その他いろいろで1泊2食付一人10500円のコースだそうでした。
ちなみにその上に12600円のコースもあるそうでしたが、
そちらはこれプラスうに丼なのでとても食べきれるものではないでしょう。
その下の8400円のコースは焼きウニとあわびの踊り焼きがないだけだそうで
それでも充分ではないかと思いました。
尚飲み物の持ち込みは可で、
持参したビールをみんなで飲みました。
(バンロックステーションのシャルドネも持ってきてたのですがそこまで至らなかった)
お父さんはいつもの焼酎を持参してたっけ。
そうそうお母さんが白ワインのボトルを持ってきていてそれをちょっと飲んだっけ。

頭が痛くなるくらい満腹になって、自室でしばしダウン。
花火を持ってきてたので
ちょっと休んでから港の岸壁で子供たちと遊びました。
地元の若者か
遠くのほうで盛大に打ち上げ花火している集団がいたっけ。

それから腹ごなしに宿の周りを散策。
辺見さんの裏数件目くらいにコンビニがありました。
そこから南のほうに住宅街に入っていくと
唐突にスナック街になってたりしてました。
ちょっと不思議な雰囲気。
(うまそうな暖簾の(?)すしやがあったっけ)
街灯はこんなふうに

奥尻の暑い夏

うにでした。

宿に戻って本格的に飲もうとテレビを点けて
夕食中にちょっと飲んだお母さんの白ワインの残りを飲み出したらものの5分ほどで入眠。
そのまま朝まで寝てしまいました。。。
暑かったので窓は開けっ放しでしたが、
辺見さんの前はちょうど交通量の多い交差点で
夜遅くまでトラックなどが通っててうるさかったです。
部屋の窓の目の前に隣の家屋の壁があって
それがちょうど反響版になってて
騒音が見事に室内に侵入してました。
まあそれも気にせず寝てたのですが。。。。
ちなみにお父さんもお母さんもみんなお腹が苦しくて早寝したみたい。

早寝したので僕は5時くらいから起き出して
朝風呂に入ったりしてました。
風呂は広くて快適です。
皆さん早起きだったようで
7時前には朝ごはん

奥尻の暑い夏

大量の朝いか

奥尻の暑い夏

透き通っててこりっこり。
たらふくいただきました。
ご飯一膳で済むわけもなくまた満腹。
そうそう写真にはないですがアイヌネギの酢味噌和えがあってこれがびっくりのおいしさでした。
奥尻のアイヌネギは種類がちょっと違うそうで
ネギ臭い臭みが皆無でした。

さてこの日はレンタカーを借りて島内観光。
辺見さんの隣の隣くらいにレンタカー屋さんがあって
そこでトヨタの8人乗りのワゴン車を3時間借りました。
8時過ぎには宿をチェックアウトして出発。
この日も日差しがきつかった

奥尻の暑い夏

奥尻島を一周する道道39号線は総長64Km。
レンタカー屋のおじさんには一周2時間と言われましたが
それは観光する時間を含めててでしょう。
観光地として見るべきところはほとんどありません(失礼)
が、その未開発の素朴な自然を味わうのが奥尻の楽しみです。
尚、青苗の津波館のガイドさんの言うところによると
島内どこの海岸で海水浴してもキャンプしてもフリーだそうでした。
一泊キャンプして2泊目に民宿に泊まってうまい飯を食べて帰るというのが黄金のパターンではないでしょうか。

まず北に向かって宮津弁天宮

奥尻の暑い夏

このようなすごい急な階段を下り上りして

奥尻の暑い夏

一番下の鳥居まで来ると

奥尻の暑い夏

港に抜ける階段と

奥尻の暑い夏

その反対にはキャンプのできそうな石浜がありました。

奥尻の暑い夏

ごみがあったところを見ると結構使われているのかも。

上りもまたきつい

奥尻の暑い夏

着いたところの社

奥尻の暑い夏

お賽銭をあげて拝んできました。

帰りがまた大変

奥尻の暑い夏

お父さんは参加しないで待機してました。

そこからちょっと戻って峠道へ。
しばし行ってビューポイントの球島山展望台

奥尻の暑い夏

あじさいがきれいに咲いてました。

奥尻の暑い夏

なかなか爽快。

そこからさらに峠を進んで西側の海岸に出ます。
ちょうど良さそうな岩浜で一服

奥尻の暑い夏

藻やハングルの書いてあるゴミが結構たくさん漂着してましたが
海はきれいだしキャンプにはもってこいのようでした。
子供たちは足だけ浸かって貝を採ったりして遊んでたっけ。

そこからしばらく行って神威脇の温泉を過ぎたところの北追岬のモニュメント

奥尻の暑い夏

ハーフマラソンがあるそうで、
この辺り道道沿いを単身で走っている人がちらほらいました。
そこからずっと西海岸を南下します。
変わった形の岩がそこかしこに。
これはかぶと岩

奥尻の暑い夏

これはモッ立岩

奥尻の暑い夏

なにやらちなんだ艶笑談があるそう。
みかげ石の岩だそうです。
それからホヤ石

奥尻の暑い夏

遠くに無縁島

奥尻の暑い夏

悲しい恋物語が伝わる島だそう。
この辺の海岸はキャンプに最適だそうです。

さらに南下すると空港を過ぎて青苗地区に到達。
ここには1993年に奥尻を襲った北海道南西沖地震による津波の被害を伝える記念館があります。

奥尻の暑い夏

中には津波の被害を伝える写真や模型が飾られていて、
当時のドキュメント映像も見ることができます。
ガイドさんが待機していて入館客一組毎に一人付いて写真などの説明をしてくれたのですが、
印象的だったのはそのガイドさんがとても島のことを愛していて
実に愛しそうに島の説明をしてくれたこと。
燃料代など物価も高そうだし(なんとレギュラーガソリンリッター180円でした(輸送コストが高い))
小さな島で娯楽なども少なそうだし冬の暮らしも大変そうでしたが
(結構きれいな家がいっぱいあったので経済的には潤ってるのかもしれませんね)
それほど愛して止まない魅力が島民にとってはあるのかと思うと感動的でした。

津波館は一時間ほどで撤収してその後東海岸を北上します。

奥尻の暑い夏

こっちの海岸のほうが漂着ゴミが少ない分海もきれいでした。
キャンプするなら個人的にはこの辺が良いかな。
尚公設のキャンプ場が奥尻港の北のほうにあったはず。

最後にうにまる公園に寄ってうにまるモニュメントを見ていこうと思ったら
かなり丘の上のほうまで上ったのですが見当たらず
あきらめて下ってきたところですぐふもとのところに見つけました。
これ

奥尻の暑い夏

そこから奥尻港はすぐ。
車中からの鍋釣岩

奥尻の暑い夏

レンタカーを返却して11時前でした。
津波館で結構のんびりしましたが、
それでも所要時間は2時間半くらいでした。

フェリーの発は12時くらいで一時間くらいまた暑い中待ちました。
お土産買ったりしてたっけ。
フェリーではまた僕は爆睡。
その間また子供たちはかもめと戯れてました。
これなんかいいとこ撮れてる

奥尻の暑い夏

瀬棚に着くと三々五々散らばって帰りました。
僕らは留寿都まで行って支笏湖方面に向かって千歳経由で。
途中喜茂別のきのこ王国できのこ汁を飲んで
でんすけすいかを買って帰ったっけ

奥尻の暑い夏

奥尻の暑い夏

遅いボーナスが出たばっかりだったので
連れも気が大きくなってたのでしょう。
3900円のものを3500円に負けてもらえました。
(先日近所の生鮮市場で同じくらいのが2900円で売ってて悔しそうでした)
僕はでんすけ食べたことなくて、
連れは以前一度だけ食べたことがあってこんにゃくみたいにふわふわした食感だったと言ってて
僕はすごく期待したのですが別に普通のすいかの食感でした。
こういうもんかね?みたいな感じでなんとなくがっかり。
(連れの記憶違いだったのかも?)
甘みもたいしたことなかったような。
まあでもおいしかったです。

次の日は久しぶりにジャスマックの湯香郷に行って骨休め

奥尻の暑い夏

この日の気温は27℃くらいで入館料が夏日価格(一人1560円)でした。
実にのんびりできた。
さりげなく図書紹介ですがこのガルシアマルケス作族長の秋、
20年ぶりに読み返してみたらまったく内容を覚えてなかった。
百年の孤独も数年前に読み返したらあんまり覚えていなかったので
(百年の孤独は若い頃結構何回も読み返した記憶があるのですが)
改めて年齢を感じてしまいました。
まあでも新鮮な気持ちで良書を再読できるのでそれもまた良しかと。
書評としては濃密な南米の香りが感じられる労作だと思います。
個人的にはさらに快作。
すごーく面白いです。


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Posted by tigermountain at 20:05│Comments(0)
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